About
想い
Message
何かを定義し、区分けして考えることは、世界の輪郭をくっきりとさせてくれる。
正しさを、教えてくれる。
けれどその鋭さが、ときどき心をざわつかせる。
世界は、わからないことだらけだ。
思い通りにならないことの方が、きっと多い。
私たちの本質は「どちらでもない」「どちらもいい」という渦の中にあり、余白を求めてゆらゆらと漂っている。
曖昧、矛盾、躊躇。重なり合うアンビバレンスな感情は、ときに、答えよりもずっとリアルで、エネルギッシュだ。
揺れる心を、否定しない。
その意志のそばに、qui pearlは寄り添い続けます。
コンセプト
Consept
qui pearlは、相反する事象の間に漂う何かを探究し、プロダクトに込めて表現する活動です。
"qui pearl" explores what lingers between opposing phenomena, and gives it form through its products.”
永遠と一瞬。伝統と革新。からだと心。
qui pearlは、その間に漂う何かをデザインへと映し出します。
おぼろげに煌めくパールをモチーフに。
シンプルな佇まいの中に、僅かな違和感と、ヒリヒリするようなスリリングを。
日常に、そっと溶け込むように。
着想
Inspiration
パールの、おぼろげな煌めき。
貝は、その命の終わりと引き換えに、ひとつの真珠を生み出すと言われています。
終わりが、始まりに変わる。
生と継承、終わりとはじまりが同居する、相反する事象そのものを、そこに感じています。
輪郭を持たず、光を内側へ巻き込むように輝く、定まらない美しさ。ひとつとして同じものがない、プリミティブな存在感に、私たちは惹かれてきました。
伝統という素材を、コンテンポラリーな視点で編みなおし、静かに在りながら生命の躍動感を秘めたパールを、"動のパール"として捉えています。
その揺らぎこそが、qui pearlという存在の原点です。
編み継ぎ
Sustainable
日本のアコヤ真珠は、万葉集にもその名を残すほど古くから愛され、養殖から加工、製品化までを、ひとつの伝統技術として受け継いできました。
けれど、近年の環境の変化によって、アコヤ真珠の数は少しずつ減っています。
悠久の歴史を紡いできたこの珠は、今、確かな希少性をまとっています。
だからこそ、qui pearlは、これを一時的な消費のためのジュエリーとして扱いません。
それぞれの職人技術を重ね合わせ、長く受け継がれていくことを前提に、ひとつひとつのプロダクトを編んでいます。
親から子へ。子から孫へ。
昔から、家族の絆のように引き継がれてきたパールという存在を、qui pearlは、その時代ごとの解釈を重ねながら、未来へと編み継いでいきます。